起業コラム

 

初めて使う会計ソフトの選び方

現在、中小規模の企業を対象として多くの会計ソフトが市販されています。

機能と価格との関係で言えば、対象としている会社の規模や使える機能、販売管理や給与管理など他のソフトとの連携機能などの付加価値に応じた、

こなれた価格体系になっていて、数万円ほどでも充実した機能をもった良い会計ソフトがあります。 以下、自分の会社にあったソフト選びのポイントを挙げます。

 

◆補助科目の設定ができるか

勘定科目の中身をさらに区分して管理したい場合に必要な機能です。預金を口座別に管理したり、売掛金を得意先別に管理したりする場合に使いますので、ほとんどの会社で必要になる機能です。

 

◆部門管理が出来るか?

補助科目が勘定科目の中身を区分して管理するのに対し、部門はいろいろな勘定科目の残高を縦断的に集計し、部門ごとの損益などを知るための機能です。 いくつかのビジネスライン(製品やサービスの種類、組織や地域などの収益管理単位)ごとの損益管理などを行いたい場合、部門管理機能が必要になってきます。 その場合、部門管理機能が使えるか、および集計機能や出力帳票にはどのようなものがあるのか、がソフト選びのポイントになります。

 

◆販売ソフトなどとの連携ができるか?

取扱商品の数、取引頻度、取引先が多いビジネスモデルの場合、販売管理ソフトや在庫管理ソフトを先に決めて行く場合があると思います。 その場合、仕訳取り込みなどの連携が出来る会計ソフトを選ぶことにより、会計業務の効率化につながります。

 

◆帳簿入力と伝票入力、どちらの使い勝手を追及して設計されたソフトか?

会社の規模や会計業務の複雑さ、入力担当者のスキルに照らして検討します。 一般的に、会社の規模が小さい場合には、現金出納帳、預金出納帳などによる帳簿入力で大半の経理処理が事足りてしまいます。 一方、会社の規模が拡大して経理業務が高度化し、伝票入力をきちんと行える経理担当者がいる場合には伝票入力がやりやすいソフトのほうが良いでしょう。 ただ、最近のソフトはどちらの入力方法でも使いやすく改良されていますので大差はないかも知れません。

 

◆その他の機能

消費税計算が出来ること、EXCELやCSVへのデータ書き出しが出来ること、の2つの機能についても必要な機能と言えます。

 

◆使い勝手やサポートの良さ

使い勝手は、検討している会計ソフトの無料デモ版を入手する、あるいは小売店頭などでの体験会に参加するなど、ソフトを使ってみて確認されると良いと思います。 サポートの良し悪しは購入後でないと確認できませんが、会計ソフトメーカーのWebサイトや電話問い合わせ時の対応で、おおよその雰囲気を知ることができます。

 

 

◆税理士とのやり取り

税務申告をお願いする税理士が決まっている場合、同じソフトを使うことによってデータのやり取りなどを効率的に行うことが出来ます。 複数の会計ソフトに対応している税理士の場合、自社にあった会計ソフトの選び方についても相談してみると良いでしょう。

 

◆購入や切り替えの時期

会計ソフトの選び方とは少し話題が異なりますが、最後に、もし会計ソフトの導入や他のソフトへの切り替えを行う場合、必ず決算のタイミングで行ってください。 期中に切り替えを行った場合、2つのソフトにデータが存在したままでは集計が大変ですし、1つのソフトにデータを再入力するのも手間がかかります。

 

会計ソフトの選び方のポイントは以上となります。 ぜひ、経営者の皆様には、自分でも実際に触ってみてから、会計ソフトを選んでいただきたいと思います。



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