Social DistancingとXR
2020.04.10
新型コロナウイルスのパンデミックによるSocial Distancingによって、企業によるイベントの開催について様々な課題が発生し、それらの課題に対してXRを活用したソリューションへの期待が急速に高まってきています。
安宅和人さんの著書「イシューからはじめよ」では「解の質」と「イシュー度」のマトリックスが示されていますが、今の状況というのは外部環境の変化によって「イシュー度」が突然高まった状態です。
そしてXRは一つの有力なソリューション代替案と考えることが出来ます。
下記のように、既に各国で様々な大規模イベントがVR上で開催されており、また、XRを活用したコラボレーションの普及に取り組むコンソーシアムの発足などの取り組みが始まっています。
- KDDIがMUGENLABO DAY 2020をバーチャルで開催。(2020年3月24日)
当日の映像は下記から見ることが出来ます。KDDIの髙橋誠代表取締役社長もアバターで登場。
- HTCがデベロッパー向けイベント「V2EC 2020」を完全VRで開催(2020年3月19日)
「V2EC 2020」には55ヶ国から2000名の参加者が集い配信ビューは100万人を突破したとのことです。
イベントの様子は一般公開されています。詳細は下記からご確認ください。
- XR Collaborationが活動開始(2020年4月9日)
海外ではXRを活用したコラボレーションをテーマとしたコンソーシアム的な活動が始まっています。
メンバーはAREA, AWE, Deutsche Telekom, Cleanbox, MetaVRse, Qualcomm Technologies, VR/AR Association, XR Bootcamp。
活動開始にあたり、60ページほどのXRコラボレーションについてのガイドも公開されています。
XR CollaborationのWebサイト
https://xrcollaboration.com/
一部メディアではマイクロソフトが2021年6月まで殆どのイベントを全てオンライン化するのではないかと報じられています。
今後当面、イベント開催についてはオンライン、そしてVR活用に向けた取り組みが加速していくことになりそうです。